シンガポールの大量高速交通、コロナ禍でも拡充

  •  シンガポールのMRTトムソン東海岸線のマックスウェル駅
  •  台湾・台北市にある士林夜市

 今年2月に新型コロナウイルス流行の終息を宣言し、入国規制も撤廃したシンガポール。この1年で海外との往来が本格的に回復し、観光客がみるみる増えている。日本人客が観光地や穴場スポットなどを紹介する交流サイト(SNS)も多く見かけるようになった。

 ビジネス客も増加している。当地に来るのは数年ぶりという日本からの出張者に印象を聞いてみると、「大量高速交通(MRT)の路線が増えていて驚いた」と口をそろえる。

 MRTはこの3年間でトムソン東海岸線の第3期区間までが開通し、総延長は約200キロメートルに達した。横断線やジュロン地区線の建設も進行。政府は2030年に鉄道網の総延長を360キロメートルとする目標を打ち出している。実現すればロンドンやニューヨークに匹敵するネットワークになるという。

 そういえば、トムソン東海岸線の第3期区間はまだ利用したことがなかった。同区間は中央部のスティーブンス駅から中心部のオーチャード駅を経由して湾岸部のガーデンズバイザベイ駅に至るもので、人気屋台街(ホーカーセンター)付近にあるマックスウェル駅などが新設されている。年末年始は同線に乗って「国内探検」をしてみたい。(...

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