【たかまつななの社会を変えよう!】「リバースメンター」が知事に提言! 子宮頸がんワクチンを広めたい高校生の思い

  •  たかまつなな(時事YouTuber、笑下村塾代表)
  •  リバースメンターの女子高校生たちと子宮頸(けい)がん予防啓発のTikTokを踊る群馬県の山本一太知事(筆者提供)
  •  23年11月の提言会の様子(筆者提供)
  •  山本知事に提言するみかこさん(左)とゆいさん(筆者提供)
  •  山本知事、筆者とメンターの高校生たち(筆者提供)

 「HPV! HPV! ワクチン ワクチン 検診へGO!」

 2023年11月23日、群馬県庁。多くのカメラの前で、山本一太知事は2人の女子高校生とTikTokを踊っていた。いずれも知事から任命された「高校生リバースメンター」。大人では到底思い付かないアイデアを提案するため日々活動している。

 高校生リバースメンター制度は、23年7月に全国初の取り組みとして始まった群馬県と笑下村塾の共同プロジェクトである。本連載でも同年9月に一度取り上げている。

 「リバースメンター」とは文字通り、高校生が立場を逆転させ、知事のメンターに就任するというものだ。スタートから半年近くがたち、23年11月には知事への提言会も行われた。この間のメンバー10人の活動を整理しながら、改めてこの事業の効果と意義について考察する。

 (注)リバースメンター 1990年代後半に米国のゼネラル・エレクトリック(GE)社が始めた人事研修制度。若手社員が先輩社員に対し、逆(リバース)に相談役(メンター)として指導に当たる。若い世代の情報、アイデアを経営に取り入れる狙いがある。若手の活躍の場を広げることや離職防止にもつながる。日本企業...

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