年越しに台湾の台北で開かれた日本のアニメ曲を流すDJイベントに出かけた。静かに新年を迎えるのが好きな自分としては人が集まるのか疑問だったが、訪れてみると会場はすし詰め状態で大いに混雑していた。
客たちは曲が切り替わるたびにすぐさま反応して歓声を上げたり、曲に合わせて歌ったり、輪になって踊ったりとすさまじい熱気。多くの人が日本語で歌詞を暗記しているのにも驚いた。一方、われわれは知っている曲が半分もなかったけれど居心地が悪いということはなく、会場の一体感がよかった。
アニメや漫画は海外で人気の日本文化。台湾でも一定以下の年齢層には広く浸透しており、それぞれ好きな作品や思い出の作品があるものだ。テレビでは日本の新旧アニメを連日放映しているため、20代でも「幽☆遊☆白書」や「機動戦士ガンダムSEED」「赤ずきんチャチャ」といった1990~2000年代アニメを見て育っている。その中でも熱心なファンが集まったのが今回のイベントだろう。好評のため春にも開催予定という。次は予習して臨まなければ。(台湾)
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