企業討論や児童体験発表 「ふるさとキャリア教育」催事 倉吉市

 子どもの自立や地域の将来を支える人材育成などを目的とした「ふるさとキャリア教育」を周知するイベントが3日、倉吉未来中心で開かれた。地元企業によるパネル討論や児童の体験発表などがあり、多彩な取り組みをアピールした。

 イベントは、県教委が主催して初めて開いた。「ふるさと鳥取の魅力ある企業で働く思い」をテーマにしたパネル討論では、多角的に事業展開する県内6社の担当者が自社の紹介や未来への思いなどを語った。

 大江ノ郷自然牧場(八頭町)を運営するひよこカンパニー取締役の小原良庸さんは、地域再生で業務を拡大してきた経緯を振り返り「田舎だからこそできることがある。あきらめずに努力したことで、まち全体が活気づいてきた」と強調。「大人が責任を持ち、若者が魅力を感じる地域環境をつくることが大切」と呼びかけた。

 このほか、小学生が企業を訪問する「親子でおしごと体験ツアー」の成果発表や、「ふるさとキャリア教育CMコンテスト」の表彰式などがあり、多くの来場者でにぎわった。

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