「フレ飯弁当」が完成 「サバのドライカレー弁当」 高タンパクで塩分控えめ 米子で報告会

 フレイル予防と生活習慣病予防を目的に産官学連携で開発した「フレ飯弁当」が完成し24日、報告会が米子市内であった。高タンパクで塩分控えめの「サバのドライカレー弁当」が出席者らに振る舞われ、冷めてもおいしい味付けや栄養バランスのよさが好評を得た。今春にもJR米子駅と米子鬼太郎空港で“駅弁”“空弁”として販売していく。

 山陰労災病院の医師や米子市、食品製造販売の米吾などでつくる「フレ飯プロジェクトチーム」が考案。米吾(同市奈喜良)の看板商品の押しずし「吾左衛門鮓(ござえもんずし)」で、大きさや重量が規格外となったサバを有効活用し、サバと相性のいいトマトをベースにした野菜たっぷりのドライカレーに仕上げた。サバは、フレイル予防に大切なタンパク質や脳を活性化させるDHAが豊富な食材。塩分の代わりにスパイスを効かせることで味にメリハリを出した。

 弁当の帯は米子高3年の山辺茉綾さん(18)がデザイン。子どもからお年寄りまで笑顔で健康にいられるようにと、祖父と孫が一緒に食事をしている場面を描いた。

 報告会には、横浜F・マリノスの栄養アドバイザーなどを務める管理栄養士の新生暁子さんや鳥取大医学部の浦上克哉教授らが出席し弁当を試食した。新生さんは「子どもから高齢者まで誰が食べてもおいしいと思える味」と太鼓判を押した。

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