アイドルグループ「乃木坂46」元メンバーでタレントの高山一実が、初の絵本「がっぴちゃん」(KADOKAWA、1540円)を刊行し、東京都内で取材に応じた。
5歳の恐竜の男の子、がっぴちゃんが冒険の旅に出る物語。「今、この本を読んでくれた子どもたちが10年、20年後にがっぴちゃんの話をしてくれるのが夢です。呼んでいただければ、全国どこにでも読み聞かせに行きます」と宣言した。高山が文を、イラストレーターのみるくさんが絵を担当した。
絵本づくりのきっかけは「桑名(三重県)のハマグリを食べた時に、ハマグリに感謝を伝えたいと強く思ってしまって。『こんなにおいしくなってくれてありがとう』と。そこから物語が浮かんだ」と告白。「(物語を)勝手に書いて、絵本にならないかなと淡い期待を抱いていたら、たくさんの方に助けていただき、一冊の絵本になった」と喜びをにじませた。
キャラクター「がっぴちゃん」が誕生した原点は、幼い頃にある。恐竜博を開催中の会場近くを車で通った時、父親から「恐竜博に寄るか?」と聞かれた。「優柔不断なので悩んでいる間に通り過ぎてしまった」。以来、恐竜が頭から離れなくなった。ハマグリの物...