女性が主人公の作品にスポットを当てた企画展「博物館コレクションに見る大河ドラマ 歴史に名を刻む女性たち」が、東京都港区のNHK放送博物館で開かれている。5月12日まで。
NHK大河ドラマは1963年に放送がスタート。67年の「三姉妹」から放送中の「光る君へ」まで、女性が主人公(男女ダブル主演も含む)の14作品を、台本や小道具といった所蔵資料を通じて紹介する。
会場の中心には「篤姫」(2008年)、「八重の桜」(13年)などで着用された華やかな衣装が飾られている。放送当時のポスターは役衣装を着た主人公の写真が多いが、「花の乱」(1994年)の三田佳子さん、「利家とまつ」(2002年)の松嶋菜々子さんらは洋服を着ているのが特徴的だ。
「おんな太閤記」(1981年)、「いのち」(86年)、「春日局」(89年)の3作で脚本を手がけた橋田寿賀子さんが寄贈した自筆原稿も展示。「光る君へ」で紫式部を演じる吉高由里子さん、藤原道長役の柄本佑さんのパネルと記念撮影できるコーナーもある。
休館日は、月曜(祝日の場合は翌火曜)。入館無料。問い合わせは同館、電話03(5400)6900。