思いやりの大切さ学ぶ 保育園で「論語塾」

 三朝町本泉の賀茂保育園で、儒学の祖である孔子の精神を学ぶ「論語塾」が開かれた。論語教育の第一人者である安岡定子さんがオンラインで講話を行い、参加した園児や保護者らは他人への思いやりの大切さを学んだ。

 同園では子どもの教育に論語を取り入れており、毎年親子三代で学ぶ「論語三代」を実施。コロナ禍の影響で中止が続いていたが、本年度は規模を縮小し論語塾として開催した。

 安岡さんは園児らと五つの論語を素読し、「性、相近し。習い、相遠し」について「人は生まれつき、それほど違いはないが、その後の学習や習慣で大きく差が出る」と解説。「あいさつができたり約束を守れたりといった良い習慣を、大人になってもずっと続けることが大切」と孔子の教えを優しく説いた。

 子どもたちはステージに上がり、日頃から練習していた論語の素読を元気よく披露。保護者から寄せられた悩みに、安岡さんが論語の視点からアドバイスを送る論語教室もあった。

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