琴浦に新スイーツ ケーキ店と町若手職員協力 「琴ノ菓」、銘菓へ期待

 琴浦町内のケーキ店と同町役場の若手職員が共同開発したスイーツ「琴ノ菓」が出来上がり2月28日、町役場で試食報告会が行われた。田辺正博副町長らが新商品を味わい、町を代表する銘菓として定着することを期待した。

 新商品の共同開発は、パティスリーモンテ(同町逢束、飛川貴寛代表)が町役場の若手職員チーム「惑星コトウラTNG」に相談したことで実現し、町のロゴマークを使ったパッケージシールのデザインや味の選定などで協力した。同町が民間とコラボするのは、コーヒー商品に次ぐ第2弾。

 琴ノ菓は、町を連想させる風景から着想を得たというクリーム入りシフォンケーキで、塩味の「海」とメープルを使った「山」の2種類があり、いずれも県中部地区の食材を生かした。生地には、県産ブランド米「星空舞(ほしぞらまい)」の米粉を使用するなどグルテンフリーとなっている。

 飛川代表は「出来上がるまでの過程は試行錯誤の連続。米粉の配合や混ぜ方に工夫を凝らすなどして、ようやく狙い通りの味と食感に仕上がった」と強調。田辺副町長は「2種類の味は見事にすみ分けされ、とてもおいしい。町の銘菓として一緒にPRしたい」と話した。

 商品(販売価格未定)は3月末をめどに店頭と町内の道の駅に並ぶほか、インターネットでの販売も検討する。

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