本屋大賞に輝いた町田そのこの人気小説を映画化した「52ヘルツのクジラたち」の初日舞台あいさつが東京都内で開かれ、俳優の杉咲花、志尊淳、小野花梨らが登場した。
傷を抱えて東京から海辺の街へと移り住んだ貴瑚(杉咲)は、そこで自身と同様に虐待され、声が出せなくなった少年と出会う。
貴瑚の同級生、美晴役の小野と杉咲は、もともと友人同士という。杉咲は「いつか花梨と、深く交わるような役で共演することを目標にしていました」と語る。
小野の薦めで原作を購入したタイミングで、映画主演のオファーがあったと言い「こんな巡り合わせもあるんだなと、ご縁を感じました」と振り返った。
志尊は、かつて貴瑚に手を差し伸べた塾講師の安吾を演じた。初共演の小野について「劇中で太陽のような役で、裏でも常に笑っていてくれた」と持ち上げつつ「めちゃくちゃ僕のことをいじってくるんですよ」と暴露した。
小野は「本人の前では志尊さんと呼んでいたけど、裏で『ソンジュン』って呼んでいたんです。ある日間違えて『ソンさん』と呼んでしまって(バレてしまった)」と告白。「(記事に)書かないでください」と懇願した。
イベントには他に共演の宮沢氷魚...