東京子ども図書館が50周年 寄付者にゾウの新缶バッジも

  •  東京子ども図書館のゾウをモチーフにした50周年記念バッジ
  •  職員らが選書した絵本を所蔵する児童室=東京都中野区
  •  東京子ども図書館の張替恵子理事長=東京都中野区
  •  国内外の昔話集などが並ぶ資料室=東京都中野区
  •  東京子ども図書館=東京都中野区

 「東京子ども図書館」(中野区)が設立50周年を記念して、気球に乗ったゾウをモチーフにした新たな「応援缶バッジ」を制作するなど、さまざまな事業を企画、実施している。

 ゾウは、同館の名誉理事長を務め「くまのパディントン」シリーズの翻訳で知られる児童文学者の松岡享子さん(2022年死去)が描いた。

 同館は寄付への返礼品として、これまでも複数のデザインの応援缶バッジを制作してきた。1口(500円以上)で1個だが、郵送希望者は1口600円から。寄付はゆうちょ銀行で受け付けている。新デザイン希望者は、その旨を払込取扱票に明記すること。

 同館は松岡さんや児童文学作家石井桃子さんらによる家庭文庫が母体となり、1974年に設立された私立図書館。児童書約9千冊を所蔵する他、児童文学に関する研究書や、国内外の昔話集など約1万9千冊を備えている。

 家庭文庫からの経験や情報の蓄積を生かし、お薦めの児童書を解説とともに紹介した「ブックリスト」も刊行しており、張替恵子理事長は「本は昔ながらの素朴なメディア。子どもたちに言葉の美しさや力強さを吸収してほしい」と話す。

 開設当時から力を入れるのは、昔話などの物語を語り...

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