賀来賢人主演で手塚治虫「ミッドナイト」実写化 スマホ撮影で短編、三池崇史監督

  •  「ミッドナイト」より
  •  「普通のiPhoneでも、かなり本格的な映像が撮れる。いろいろ試すことが大事」と話す三池崇史監督
  •  「ミッドナイト」より
  •  iPhoneで撮影するスタッフ
  •  「ミッドナイト」より

 スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」のみを使って写真や映画を撮影する企画「Shot on iPhone」で、三池崇史監督が手塚治虫の漫画が原作の「ミッドナイト」(約19分)を撮った。主演の賀来賢人について「懐かしいにおいがする俳優」と話す。

 主人公ミッドナイトこと三戸真也は、悪徳タクシードライバー。ある晩、派手な外装のデコトラを運転していた少女カエデ(加藤小夏)と出会う。カエデが殺し屋(小沢征悦)に狙われていると知った三戸は、「第5の車輪」を持つ愛車で彼女と逃亡。カーチェイスを繰り広げる。

 三池監督は賀来の持つ“懐かしさ”を「恐らくいま受けているもの、流行に対して逆らってみたいアナキストなんじゃないかな」と分析する。「普段の生活の延長のような形で、ひょうひょうと芝居をこなしてしまう。肩の力は抜けている一方で、目だけは真剣」と語る。

 「アクロバットな運転で車や建物のギリギリをすり抜ける街中のカーチェイスは、一歩間違うとコメディーみたいになっちゃう。でも賀来さんは普通にやって、うまく日常に落とし込む。すごい才能だと思う」と絶賛する。

 撮影には「iPhone 15プロマックス」を...

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