モデルで俳優の水原希子が、コスメブランド「kiiks(キークス)」を立ち上げた。新型コロナウイルスの感染拡大下に経験したスキューバダイビングがきっかけで「自然に寄り添った、健やかな気持ちになれる物を作りたい」と考えたという。自身のブランドに込めたメッセージについて聞いた。
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Q:コスメを作ろうと思ったきっかけは、コロナ禍で考えたことがきっかけだったそうですね。
水原:日本の自然と触れる機会がたくさんあって、スキューバダイビングのライセンスを取得したんです。その時にケミカルな日焼け止めは、サンゴに害があると知りました。
ダイビングで使うマスクの曇り止めも化学物質を使った物が多くて、最初は「そういうものなのかな」と思って使っていた。そうしたらある時、沖縄でおじいちゃんのダイバーが市販品の代わりに、その辺にある草を取って、それをこね、ネバネバした物をマスクにがーっと塗ったんです。これで大丈夫なのかと心配だったんですけど見事に曇らなかった。それで「あ、そういうこともあるんだ」って気付いたんです。
昔から伝わる、草木を利用するいろいろな知恵を地元の方に...