◎「渋谷半世紀」 Shibuyaカルチャー最前線
【30日(土)】
▽POPUP「8bit.t.d」(~4月23日、渋谷パルコ)
台湾の現代芸術とサブカルチャーのつながりから発想されたテキスタイルを制作する台湾ブランド「8bit.t.d」のポップアップが、渋谷で展開中だ。
同ブランドは各分野のクリエーターと協力し、ニットの技法で異なる文化やアートを模写した独自のファッションを創造。街の風景を観察しデザインに反映させている。
今回は台湾のビジュアルアーティスト呉美☆(王ヘンに其)さんとの企画で2024年初春のストリートカジュアルを披露。呉さんによる大型アートタペストリー「パンドーラーの箱」シリーズの二つのコラージュ作品―鮮やかな「ドラゴンフルーツ」、影の中に赤いトマトなどが浮かび上がる「赤と青」が初登場。作品の延長にあるフード付きセットアップやチャイナカラーのドレスなどをそろえた。
イベント会場がある渋谷パルコ4階はアートをテーマにしている。店長の平松有吾さんは、台湾などのアジアの国・地域と日本で近年のカルチャーシーンのトレンドには類似性があると話す。「サブカルチャーから個性的で面白い...