三朝町大柿のドッグカフェ「RIKUとMUGI」は、使われなくなったペット用品のリユース事業に取り組んでいる。来店客が持ち寄ったペット服などを販売し、売り上げは全額、保護犬活動に寄付する。同店を営む田中育代さん(61)は「サイズアウトしたからと捨ててしまうのはもったいない。必要としている人に大切に使ってもらえたら」と意気込んでいる。
リユースは、飼い犬が着られなくなったペット服を常連客が持ち込んだことがきっかけで、7月から「ワンちゃんリサイクル」として活動を開始した。活動を広く発信しようとインスタグラムで呼びかけたところ、持ち込みや郵送で服やハーネス、靴など多くの物品が寄せられた。
集まったペット服は値段や季節ごとに分け、店内に設置したボックスで販売。価格は100~300円とし、売上金は保護犬活動の協力金として動物愛護施設に全額寄付する。
活動開始から1カ月がたち、持ち込みや購入も少しずつ増えてきた。田中さんは「思い出があって処分に困るものなどがあれば、持ち込んでみませんか」と呼びかけている。