「商店街にトイレを造れば、もっと人が集まる」―。米子市の中心市街地にある元町通り商店街にかつてのにぎわいを取り戻そうと、ユニークな視点から奮闘する男性がいる。まちおこしの第一歩として取り組むのが、誰でも使えるトイレの整備。「トイレが変われば、街も変わる」と語る男性の思いに迫った。
公衆が使えるトイレの整備を目指しているのは、同市両三柳のスケートボードショップ「キャメルクラッチ」代表の久代達也さん(41)。今年7月に新たに屋根が完成した商店街の広場「元町パティオ(通称パティオ広場)」で、毎週日曜日にスケートボードの体験会を開いている。