鳥取市の鳥取県立博物館で5日から、企画展「ネコ~にゃんと! クールなハンターたち~」が始まる。ネコのかわいらしさや狩猟能力の高さなどを紹介するほか、一般公募したネコの写真を展示する。11月10日まで。
小さな音を拾うのに適した形の耳や、暗い環境でも光を集めて獲物を見つける大きな目など、ネコの能力や魅力を模型やパネルで解説する。また、約250点の実物標本でネコ科の動物たちを迫力満点に紹介する。
同展示は全国巡回展だが、ホラアナライオンの頭蓋骨や東南アジアに生息するマライヤマネコの希少な標本など、鳥取会場限定の展示もある。南米産の珍種「コロコロ」の剥製は、本企画展で日本初公開となる。
開催前に一般公募したネコの写真の展示もあり、野生の顔を見せるネコや液体のように脱力したネコなど、ネコの魅力を捉えた写真が会場を盛り上げる。
一沢圭主幹学芸員は「ネコのかわいらしい特徴とハンターとしての能力の高さは深く関係している。かわいいけどハンターなところに注目してほしい」と話した。