「お米作りは大変」 あぐりキッズ 収穫やはぜかけ体験 倉吉

 JA鳥取中央(上本武組合長)が管内の小学生を対象に実施する食と農の体験学習「あぐりキッズスクール」(新日本海新聞社特別後援)の稲刈り体験が5日、倉吉市大立の田んぼで開かれた。倉吉・三朝クラスの児童と保護者計約20人が自分たちが植えた稲を刈り取り、収穫の喜びを体感した。

 参加者は、6月に苗を植えた県産オリジナルブランド「星空舞(ほしぞらまい)」がたわわに実り、黄金色のこうべを垂らす様子を確認。職員から「足を切らないよう、左脚を後ろに下げて」などのアドバイスを受けた後、稲刈り用の「鋸鎌(のこがま)」を使い、1株ずつ刈り取っていった。

 束ねた稲を天日や風で乾燥させる「はぜかけ」も体験。収穫した米は11月2日の収穫祭で地元産野菜などと一緒に味わう。

 初めて稲刈りに挑戦した西郷小3年の和田隼悟さん(9)は「最初は難しかったけど、やっていくうちにこつがつかめた。お米作りは大変だと分かった」と汗をぬぐい、大好きな卵かけご飯を「早く食べたい」と収穫祭が待ちきれない様子だった。

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