見れば見るほど楽しく 米子展開幕、8部門402点 第68回鳥取県美術展覧会

 「第68回鳥取県美術展覧会(県展)」(県、県教委、新日本海新聞社主催)の巡回展が12日、米子市美術館で始まった。洋画、日本画、版画、彫刻、工芸、書道、写真、デザインの8部門402点が展示され、来場者が県内作家の力作を楽しんでいる。20日まで。

 初日は審査員によるギャラリートークがあり、デザイン部門を審査した宗内彰志さん(62)が作品を解説。県展賞の金田斉将さん=鳥取市=の「わざわいの渦中」について「不安要素をデザイン化する場合は縦の作品が多いが、横作品で恐怖感を出すような表現をしている」と新たな表現領域を切り開いた点が評価につながったと話した。

 今年のデザイン部門は平面作品が多かったといい「プロダクトデザインなど形のある作品にも挑戦してほしい」と呼びかけた。

 鑑賞した米子松蔭高アートコース3年の遠藤咲季さん(18)は「見れば見るほど楽しくなる作品が多かった。自分も人が見たくなるような作品を作りたい」と話した。

 11月まで倉吉市、日南町で巡回展示が続く。

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