二十世紀梨導入百二十年 梨づくり今昔(12) 二十世紀譲りの高品質 温暖化で低温要求性に注目

  • ニホンナシ主要品種の系統図
  • 冬季に低温遭遇しない枝(右)は発芽できない

田村 文男

 最終回は未来のナシを考えるため、二十世紀梨を育種面から再検証したい。

 図を見ると、主要な品種は二十世紀の子孫(黄緑地)であることがわかる。たとえば栽培面積1位の「幸水」は二十世紀の孫であり...

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二十世紀梨導入百二十年 梨づくり今昔 (記事一覧へ)

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2025年は鳥取県特産・二十世紀梨が導入されて120年の節目に当たります。梨研究の第一人者・鳥取大の田村文男名誉教授に、日本一の梨産業の地歩を築くまでの歩みを振り返り、将来の梨作りについて執筆・連載してもらいます。(月1回掲載)

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