斉藤由貴「歌も根本は演じること」 2月に40周年記念カバーアルバムとホールツアー

  •  「悲しみよこんにちは」でNHK紅白歌合戦に初出場し進行役も務めたことを「ものすごくドキドキしました」と語る斉藤由貴=東京都千代田区
  •  斉藤由貴=東京都千代田区

 俳優・歌手の斉藤由貴が、デビュー40周年を迎える来年2月、第2弾となるセルフカバーアルバム「水響曲 第二楽章」を発売し、36年ぶりの全国ホールツアーをスタートさせる。

 アルバムでは、デビュー曲「卒業」などを編曲したプロデューサーの武部聡志が全曲をリアレンジした。「悲しみよこんにちは」は「(原曲の)楽器や音てんこ盛りな明るいサウンドもすてきでしたが、今回は(作曲の)玉置浩二さんのデモテープのような柔らかい雰囲気があります」と斉藤。「今の私に寄り添った編曲にも感じて、歌っていて心地よかったです」

 ツアーは、ゆかりの深い会場・神奈川県民ホール(横浜市)で開幕する。大きな会場は「微妙なニュアンスが通用しない」と不安は尽きないが「今の自分らしさをどう表現するか模索中です」と力を込める。

 歌唱予定の楽曲にまつわる思い出もよみがえる。アップテンポな曲調に「動かなければ」と夢中でステップを踏んだ「夢の中へ」。「青空のかけら」は「レコーディングにいらした(作詞の)松本隆さんがリズムに厳しくて…。ドラマーなので当然なんですけれど」。

 「今もプロの歌い手という自覚はあまりなくて…」と話す斉藤にとっては、歌...

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