【東京ウオッチ】20世紀初頭に生まれた“新しさ”発見する―ヒルマ・アフ・クリント大回顧展、東京国立近代美術館で

いまのTokyoをつかむイベント情報(5日~13日)

  •  ヒルマ・アフ・クリント「10の最大物、グループIV、No.9、老年期」(1907年 ヒルマ・アフ・クリント財団 By courtesy of The Hilma af Klint Foundation)(提供写真)
  •  アフ・クリントの大型絵画「10の最大物」の展示風景=東京・竹橋(撮影:三吉史高)(提供写真)
  •  ジョナサン・アンダーソンさんが制作したロエベのルックコレクション54体がならぶ会場(提供写真)
  •  「ロエベ クラフテッド・ワールド展」で紹介している「ハウルの動く城 バッグ」(提供写真)
  •  春の庭でエッグハントを楽しむイースターバニーを表現したスイーツ(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【5日(土)】

 ▽「ヒルマ・アフ・クリント展」(~6月15日、千代田区)

 抽象絵画の先駆者、また神秘主義の画家として近年世界的に注目を集めているヒルマ・アフ・クリント(1862~1944年)の大回顧展が、竹橋の東京国立近代美術館で開催されている。

 生前、また没後も長らくほとんど知られていなかったが、次第に評価が高まり、2018年にはニューヨークのグッゲンハイム美術館で60万人超の入場を記録した。生涯に約1300点の絵画と、2万6千ページに及ぶスケッチやメモを残し、うち約140点が日本初公開。

 19世紀後半のスウェーデンで正統的な美術教育を受け職業画家の道を歩み始める。「その一方で神秘主義に傾倒し、交霊術などを通してアカデミックな美術とは異なる抽象表現を生み出した」と美術課長の三輪健仁さんは解説する。

 「神智学」の影響を受け、4人の親しい女性たちとグループ「5人」を結成したころのドローイングには、らせんや波線、植物や細胞などのモチーフが見てとれる。高次の霊的存在からメッセージを受け取り、自己の意識にとらわれない描写を試みたとされる。

 最大の見どころは、それぞれ高...

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