任期満了に伴う鳥取県大山町長選と町議選は13日投開票され、町長選では無所属現職の竹口大紀氏(43)が無所属新人の小谷英介氏(42)を破り、3選を果たした。8年ぶりの選挙戦となり、投票率は70・54%と2017年の同町長選を5・25ポイント下回った。

米子高専卒。2009年の大山町議選で初当選し1期務める。17年の町長選で初当選。大山町東坪。43歳。当選3回。
竹口氏は2期8年の実績を前面に打ち出し「取り組みを継続して発展させる」と出馬を表明。政策では人口減少対策に重点を置きつつ、経済産業の発展や医療福祉の充実、行財政改革の継続などを幅広く訴えた。国会議員や県西部の首長らの応援を受けて各集落をくまなく遊説し、現職の知名度の高さも生かして有権者の支持を集めた。
小谷氏は町議経験をアピールし旧中山町エリアを地盤に現職批判票を取り込み、町議の約半数が応援に回った。町民参画のまちづくりを掲げ、情報通信技術(ICT)を使った教育環境の整備やさらなる行財政改革の必要を訴えたが、浸透し切れなかった。
町議選も16人の顔触れが決まった。投票率は70・53%で21年の前回選を1・73ポイント上回った。
当日有権者数は1万2533人(男6024人、女6509人)。(平塚千遼)
◇大山町長選開票結果(選管最終)
当5327 竹口 大紀(たけぐち ひろのり)43 無現③
3430 小谷 英介(こだに えいすけ)42 無新