食や音楽、夕日鑑賞 4年ぶり鳴り石祭りにぎわう 琴浦町

 打ち寄せる波に石がぶつかり合う音がする琴浦町赤碕の鳴り石の浜の駐車場で、「鳴り石祭り」が開かれた。コロナ禍の影響で4年ぶりに開催された祭りには町内外から約1900人が訪れ、音楽イベントや琴浦グルメを楽しんだり、鳴り石の浜から海に沈む夕日に見入った。

 唯一無二である鳴り石の浜を大切にし、地域のにぎわいを創り出す活動をしている鳴り石の浜プロジェクトが夏至に一番近い土曜日に開催。ステージではロックバンドから安来節、フラダンスなどバラエティーに富んだ音楽イベントが繰り広げられ、牛骨ラーメンやナポリタンなどの飲食店が並んだ。

 家族連れが次々と訪れ、観光客の動向調査のため町が設置している性別や年代を判別する人感センサーによると、1887人が来場。そのうち20代が647人と最も多く、30代509人、10代445人と若い世代が目立った。メインイベントの「夕日鑑賞会」では浜辺で夕日を堪能した。

 祭りの上田啓悟実行委員長は「子どもたちにふるさとの思い出を作りたい。都会に出てもふるさとに自信を持ってもらいたい。若い人がたくさんきてくれ、われわれの思いは伝わっているのでは」と話した。

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