オーストラリアの「食」知る 小中学校で国際交流給食 米子市

 米子市内の小中学校など35校で、同市とライフセービングを通して民間交流のあるオーストラリアの食文化を取り入れた「国際交流給食」が提供された。車尾小(同市車尾2丁目)では、同国出身で元県国際交流員のシェリー・メガリーさん(46)=鳥取市在住=による国際理解講座も開かれ、児童はシェリーさんとともに給食を食べて交流した。

 皆生ライフセービングクラブが同国で研修を行ったのを機に2003年から民間交流が続いており、児童の国際理解と食育につなげようと市が企画。給食の献立には、同国でよく食べられる紫キャベツを使ったコールスローや市特産の白ネギを取り入れたバーベキューソース付きハンバーグなどを採用した。

 国際理解講座では、シェリーさんが民間交流の歴史を振り返り、同国の食文化や学校生活についてクイズ形式で紹介。給食時間にはシェリーさんを囲んで一緒に給食を味わい、興味津々で質問を投げかけた。シェリーさんが同国を紹介する校内放送も流された。

 5年の古川陽彩さん(10)は「クイズが楽しくて、オーストラリアのいろんなことを知ってすごく勉強になった。給食もおいしかった」と話した。

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