将来は「妖怪博士」に!? 美哉幼稚園が勉強会 境港市

 認定こども園「美哉幼稚園」(境港市明治町)で「妖怪タイム」と称した勉強会が開かれており、年長児が妖怪について楽しく学んでいる。園児たちは散歩などで近くの水木しげるロードを訪れており、郷土が誇る漫画家・水木しげるさんの作品を通して妖怪に親しみ、境港市の魅力を体感している。

 ロードの妖怪ブロンズ像などを紹介する「水木しげるロード全妖怪図鑑」を地元企業から寄贈されたことがきっかけとなり、勉強会を開催。5月からほぼ毎日、20~30分間にわたって図鑑に載っている妖怪を3体ずつ覚えたりしている。

 4日の妖怪タイムでは、保育教諭がこれまで覚えた妖怪の写真を見せると、年長児34人が手を挙げて「海坊主」「貧乏神」などと元気よく回答。図鑑に掲載されている紹介文を聞きながら、新たに「こなき爺(じじい)」や「油すまし」、「木(こ)の葉天狗(はてんぐ)」の特徴や出現地を覚えた。

 ジェスチャークイズでは、前に出た園児たちが選んだ妖怪をポーズや表情で表現し、他の園児たちが「方相氏(ほうそうし)」、「アマメハギ」、「土用坊主」などと次々と当てて喜んだ。渡部日咲ちゃん(5)は「妖怪のポーズをするのが楽しい。いっぱい妖怪の勉強がしたい」と笑顔。遠藤美和園長は「幼いうちから妖怪に興味を持ち、郷土愛を育んでほしい」と期待した。

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