見応えの408作品 米子市美術館で巡回展始まる

「第66回鳥取県美術展覧会(県展)」(県、県教委、新日本海新聞社主催)の巡回展が8日、米子市美術館で始まった。洋画、日本画、版画、彫刻、工芸、書道、写真、デザインの8部門の入選作など計408点が展示され、訪れた美術ファンがじっくりと鑑賞に浸っている。17日まで。

548点の応募があった今年の県展では、最優秀賞の県展賞に14点、奨励賞に33点が輝いた。

会場では、両賞を含む290点の入選作や無鑑査作品などを展示。美しい風景や日常を切り取った写真や絵、伸びやかで美しい書、造形美が光る花器やつぼなど多彩な作品が並ぶ。各部門で最多得票の作品に贈られる「あなたが好きな作品賞」を決める企画もあり、来館者が投票用紙を手にお気に入りの作品を探しながら鑑賞を楽しんでいる。

両親と来館し、母親の友人の県展賞受賞作品を見た原田唯都君(8)=福生東小3年=は「立体的で細かなところまで描いてあってすごかった。ほかにも印象的な絵や書道の作品がたくさんあった」と話した。

県展巡回展は日南町美術館(選抜展、21~30日)や倉吉体育文化会館体育館(11月11~20日)、境港市民交流センター(選抜展、11月28日~12月7日)でも開かれる。

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