SDGs理解深めて 米子でフォーラム 講演や取り組み発表

 鳥取県が「SDGs未来都市」に選定されたことを記念したフォーラム(とっとりSDGsネットワーク主催)が18日、米子コンベンションセンターを会場にオンラインで開かれた。日本テレビアナウンサーの鈴江奈々さんの基調講演、企業や子どもたちの取り組み発表などを通じ、持続可能な開発目標(SDGs)について理解を深めた。

 SDGsに関する情報発信をしている鈴江さんは、気候変動やジェンダー平等の世界の現状や日本の課題などを指摘。電力や石油・ガス、鉱業業界では、女性取締役の割合が3割以上の企業で気候変動に積極的に取り組む傾向がみられるという調査結果を示し二つの項目の関係性を説明する一方、SDGsは身近なテーマだとし「自分のこととして声を上げてほしい」と呼びかけた。

 企業表彰の「とっとりSDGsビジネスアワード」では、自社の排出処理技術でインドの衛生環境改善などに取り組む大成工業(米子市)が最優秀賞、流通(倉吉市)と三光(境港市)が特別賞を受賞。「とっとりSDGs子ども伝道師」に任命された大山西小と東郷小の児童は、海岸から回収したごみを使った作品制作などの取り組みを発表し、今後の決意を語った。

 県は今年5月、内閣府からSDGs未来都市に選定された。

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