昨秋の韓国・ソウル梨泰院の雑踏事故は記憶に新しいが、1947(昭和22)年11月27日に起きた鳥取駅群集事故はあまり知られていない。鳥取市の巡幸を終えた昭和天皇のお召し列車が駅を出発した後、跨線(こせん)橋で将棋倒しが発生し、死者1人、負傷者32人の大惨事となった。事故原因を『鳥取県警察史』は「駅前に詰めかけていた約1万5千人の奉迎者が、山陰線下り・因美線・若桜線に乗車して帰途に就くため一斉に駅構内になだれを打って詰めかけた」ためとする。
昨秋の韓国・ソウル梨泰院の雑踏事故は記憶に新しいが、1947(昭和22)年11月27日に起きた鳥取駅群集事故はあまり知られていない。鳥取市の巡幸を終えた昭和天皇のお召し列車が駅を出発した後、跨線(こせん)橋で将棋倒しが発生し、死者1人、負傷者32人の大惨事となった。事故原因を『鳥取県警察史』は「駅前に詰めかけていた約1万5千人の奉迎者が、山陰線下り・因美線・若桜線に乗車して帰途に就くため一斉に駅構内になだれを打って詰めかけた」ためとする。