鳥取市福部町湯山の鳥取砂丘砂の美術館に、来年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだ砂像がお目見えした。29日には大勢の観光客らが訪れ、勇壮な竜が空に浮かぶ様子を写真に収めるなどして楽しんだ。
新たな一年が来館者や地域住民にとって良い年になるようにと、毎年制作。砂像は幅0・9メートル、奥行き0・8メートル、高さ1・3メートルで、約1トンの砂を使い、同館スタッフが4日間かけて作り上げた。竜のうろこや顔の造形が緻密に作られている。砂像は、同館のメインゲート前に来年1月31日まで展示される。
広島県尾道市から家族4人で訪れた井上洋子さん(41)は「初めて見た。縁起が良い展示。うろこなどが細かくてすごい」と笑顔で話した。