鳥取砂丘西側に滞在型複合施設「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」が完成した。19日には、同所で完成式典と関係者による内覧会があり、新たなグランピングエリアや既存施設を改修したキャンプ場などがお披露目された。新たな滞在型観光施設の誕生で、砂丘西側のにぎわい創出に期待がかかる。27日オープン。
同施設には、グランピングエリア「砂優(さゆう)」▽柳茶屋キャンプ場を改修したフリーサイトキャンプ場「砂育(さいく)」▽サイクリングターミナルを改修したゲストハウス「砂縁(さえん)」-などがある。
砂優は、直径約7メートル、高さ約4・1メートルのドームテントが計6基あり、そのうち1基はドッグラン付きで、ペット同伴で泊まれる。砂縁は、キャンプ用品や自転車のレンタルをはじめ、入浴や土産物販売、宿泊の機能を持つ。
完成式典で、同施設の山田雄作代表は「施設をきっかけに砂丘での滞在型の観光を推進する。関係者と連携しながら砂丘観光に貢献したい」とあいさつ。深沢義彦市長は「砂丘に新たな魅力が加わった。滞在性が高まることに期待したい」と語った。