24日午前10時ごろ、湯梨浜町小浜の岩場に、体長約13・5メートルのクジラが漂着しているのを近くの住民が見つけた。クジラは、イワシクジラかニタリクジラとみられ、見つかったときには既に死んでいた。鳥取県立博物館は25日以降に調査を実施し、今後の対応を検討する。
近くに住む鳥取県漁協の小谷正明さん(68)は「30年ぐらい前にジンベエザメを見たことはあるが、クジラは初めて。大きくてびっくりした」と驚いていた。
県立博物館の一沢圭学芸員(動物学)は「ニタリクジラの可能性が高い。目立った外傷はなく、何かに攻撃されたとは考えにくい。衰弱して流れついたのではないか。可能な範囲で記録に残したい」との見解を示した。
県内では昨年3月、鳥取市小沢見の小沢見海岸でカマイルカが見つかっている。