「水俣病」に苦しむアマゾンの先住民

金採掘で弱者にひずみ、「境界から」㉕ブラジル

  •  ブラジル・イタイトゥバ
  •  水銀濃度を調べるためにラウアナの毛髪を採取する医師ら。生まれながらの障害など水俣病に似た症状がみられる=2023年12月、ブラジル・イタイトゥバ(撮影・アリエル・モリコネ、共同)
  •  ブラジルのタパジョス川の港にはガリンペイロ(金採掘業者)たちの採掘船が停泊する。「われわれは犯罪者ではない」と主張する=2023年12月(撮影・中川千歳、共同)

 アマゾン川の支流タパジョス川がたゆたうブラジル北部の町イタイトゥバ。先住民族ムンドゥルクやヤノマミの子どもたちや妊婦が診療所で検査を受ける。医師が「髪を少し切ります」と話すと不安げに泣き出す子もいる...

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