誕生から約３６年にわたり、子どもたちに絶大な人気を誇るアニメ「それいけ！アンパンマン」。愛と勇気の戦士アンパンマンが、悪事を働くばいきんまんをやっつける―というのが定番の流れだが、公開中の映画最新作「ばいきんまんとえほんのルルン」では、悪役のはずのばいきんまんが絵本の世界を守る“ヒーロー”として活躍。アンパンマンと協力して戦う場面もあり、子どもはもちろん、かつてアニメに親しんだ大人たちの間でも大きな話題を呼んでいる。
公開に合わせ、アニメ第１回からばいきんまんの声を担当する声優の中尾隆聖にインタビュー。映画の見どころはもちろん、役作りの極意や、共演者への思いなども語ってもらった。（※インタビュー動画をＹｏｕＴｕｂｅ「うるおうリコメンド」でご覧になれます）
【目次】
（１）光があるから影がある
（２）「つぶした声」が自身の一部に
（３）愛される悪役を
（４）戸田恵子を笑わせたい
【なかお・りゅうせい】東京都出身。アニメ「それいけ！ アンパンマン」のばいきんまんや、「ドラゴンボールＺ」のフリーザ役などで知られる。ＮＨＫ・Ｅテレの子ども向け番組「おかあさんといっしょ」の人形劇には、放送中の...
