湖南地区の魅力紹介 まちづくり協 探訪マップ作成 歴史や文化、散策コース網羅

 吉岡温泉のある鳥取市湖南地区の見どころ、魅力を紹介したマップ「湖南(コナン)まち探訪」が発行された。湖南まちづくり協議会マップ編集委員会(宇田川和人委員長)が作成。口伝では残っているが埋もれてしまいそうな地区の歴史や文化などを網羅し、再整備された秋葉山(あきばさん)散策コースと箕上山(みのかみやま)トレイルロードを詳しく紹介している。

 マップのキャッチフレーズは「歴史あふれる温泉とパワーみなぎるまち」。地域住民に地区の歴史や伝統文化に触れてもらい、観光案内もできるマップに仕上げた。B3判リーフレット形式で、4千部発行。地区全戸に配布したほか、湖南学園や温泉施設「一ノ湯」、公民館などに配った。

 秋葉山散策コース(1キロ)では、ミニ西国33所霊場や吉岡温泉出身の俳人、筒井寸風の俳句の散歩道などを紹介。登山道の整備が進む箕上山トレイルロードは往復5キロで、城跡や謎の巨石「つぶせ岩」が見どころだ。

 ほかにパワースポット、つぶせ岩など三大巨石の伝説、力士塚、吉岡温泉まめ知識、秀吉と戦った防己尾(つづらお)城の吉岡将監、地区の年中行事などを掲載している。宇田川委員長は「吉岡温泉の湯船はかつて地下にあり、伊能忠敬など歴史上の人物も入湯したなど知られていない歴史も紹介した。マップを通じて郷土に愛着を持ってほしい」と活用を呼びかける。(森原昌人)

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