東野圭吾作品が初オーディオブック化 高橋克典「息の芝居全部切られた」 寺島しのぶ、松坂桃李らと

  •  発表会に登壇した(左から)高橋克典、寺島しのぶ、松坂桃李、逢田梨香子=東京都渋谷区

 オーディオブックなどの制作・配信サービス「Amazonオーディブル」が独占配信を始めた東野圭吾の作品「誰かが私を殺した」の完成披露発表会が東京都内で開かれ、朗読を務めた俳優の寺島しのぶ、松坂桃李、逢田梨香子、高橋克典が登壇した。

 作品は、夫の月命日に、墓前で背後から何者かに撃ち殺された女性の魂の視点によって語られ、事件の真相に迫っていく物語。人気ミステリー「加賀恭一郎シリーズ」の13作目として、東野がオーディブルのために書き下ろした。東野作品がオーディオブック化されるのは初めて。

 加賀を高橋が、殺された女性とその一人息子を寺島と松坂が演じた。高橋はオーディオブックを「映像と小説の間にあるもの」と評し、「『うん…』とか、息の芝居なんかは見事に全部切られました」と苦笑しつつ、演技の苦労を語った。

 女性が自らの死を自覚するシーンの音声が発表会で流れると、寺島は「この文章を冒頭にポンと持ってくる東野さん、すごくしびれました。かっこいいなと思う」と絶賛。松坂も「情景が浮かびやすい感じがしました。空間や登場人物たちがより鮮明に脳内で再生される」と話した。

残り 0 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事