加害者を憎むより更生願う

 「これからの生き方を見ているから」【生き抜く】「少年事件」

  •  少年のことや、自ら設立した子どもたちの居場所のことなどを話す山口由美子。小柄な体に静かなエネルギーが満ちているように見えた=2024年6月、佐賀市
  •  夕刻の山陽自動車道奥屋パーキングエリア。西鉄バスジャック事件で重傷を負った山口由美子がここで解放されたのは、日没後の夕闇が迫る時間帯だった=2024年5月、広島県東広島市
  •  インタビューを受ける山口由美子=2024年6月、佐賀市
  •  山口由美子のインタビューには飼い猫も参加=2024年6月、佐賀市
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 山口由美子(74)の顔には、左☆(順の川が峡の旧字体のツクリ)から唇にかけて切られた傷痕が残る。2000年5月3日、佐賀から福岡・天神に向かう西鉄高速バスを、当時17歳の少年が乗っ取った。少年は手に...

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