広島で被爆した韓国人男性、「北朝鮮のスパイ」にでっち上げられる

13年間も拘束…数奇な運命たどった今願う名誉回復【朝鮮半島と在日「スパイ」(上)】

  • 韓国・済州島の自宅で取材に応じる金良珍さん=2024年7月3日(共同)
  • 大阪、広島、長崎、韓国・済州島
  • 広島への原爆投下直後に開設された救護所=1945年8月8日(陸軍船舶司令部写真班撮影、広島原爆被災撮影者の会提供)
  • 韓国南東部・陜川で開かれた原爆犠牲者を追悼する慰霊式=8月6日(撮影・金民熙=共同)
  • 「真実・和解のための過去事整理委員会」の聞き取りで話をする金良珍さん=2023年7月6日、韓国・済州島(共同)

 ある韓国人男性は、広島への原爆投下で母、弟、妹を失った。1960年代に韓国へ帰国して農業を営んでいたが、「北朝鮮のスパイ」として捕まり、約13年間拘束、投獄された。今年4月、韓国政府の人権侵害調査機...

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