鳥取県東部の芸術家らで構成する「鳥取市立美術館をつくる会」が、美術館建設に向けた要望活動を本格化させる。8月24日には新たなメンバーを加えた総会を開き、今後の活動方針などについて議論。活動に対する市民の認知度を向上させるための署名活動や、会員数の増加に向けたチラシ作成に取り組む。市民運動へ発展させる考えで「行政の文化への接し方が問われている」と訴える。
同会は、書道、洋画、陶芸などの芸術家ら36人で構成。24日の総会では柴山抱海代表が、2022年に美術館建設の要望を市に提出して以降、目立った動きがないことに触れ「声を上げなければ」と危機感をあらわにした。