記者ルポ つながる台湾ー直行便就航を前に 【中】輸出の今

高値でも県産梨人気 木材も進出、関心徐々に

  • 鳥取県産梨の試食販売コーナー。甘みの強い品種に人気が集まる=8月28日、台北市の新光三越
  • 木製家具や内装材などを展示する県産材ショールーム=8月29日、台中市

 「甘みが強いなつひめや新甘泉が人気です」。アルバイト店員の顔月香(カンゲッカ)さん(40)が笑顔で応じた。8月28日、台湾・台北市の百貨店「新光三越」。食品売り場の鳥取県産梨コーナーで試食した家族連れは「甘い」と驚きの声を上げた。

 台湾と日本の間に正式な外交関係はないが、鳥取の農産物にとって台湾は身近な存在だ。県産二十世紀梨が初めて輸出されたのは約90年前。当時は国内流通量調整の狙いもあったが、現在は高級果物としてアジア圏で人気を確立し、台湾が輸出最多地域となった。

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