琴浦町の浦安小で27日、小中学校向けの新聞活用学習支援サイト「日本海新聞forスタディ」を使った授業が行われた。本紙記者が講師となり、5年生32人が簡単な操作で新聞が作れる「クミハン」機能を使ってオリジナル新聞作りに挑戦した。
同サイトではクミハン機能のほか、地域ニュースを中心に読み仮名を付けて配信したり、過去5年間の記事を検索できたりする。6月にリリースされ、導入を希望した鳥取県内59の小中学校が活用している。
この日は、同町の船上山で行った1泊2日の自然教室の体験を題材に記事を作成。日本海新聞中部本社読者センターの尾上明記者が、新聞記事を書くときのポイントや写真の選び方などを説明し、児童は体験をメモした紙を見ながら登山や野外炊飯での出来事をまとめ、写真を選んで紙面に組み込んでいった。
生田ななさん(11)は「難しかったけど、感動したことやあったことを具体的に書けた」と納得の表情。授業参観で訪れた保護者の女性(39)は「子どもたちは文章を考えて書いていており、作文力が身につくと思う」と話した。