審査員賞に39点 西部地区野鳥巣箱コンクール

 「第61回西部地区野鳥巣箱コンクール」(鳥取県主催)の審査会が7日、県西部総合事務所であった。小中学生らがシジュウカラなどの野鳥を想定して作った巣箱を審査し、審査員賞39点を選んだ。

 愛鳥思想の高揚を目的に1965年から開かれている。今年は県西部の24校から、シジュウカラを中心にブッポウソウやキツツキなどを想定した巣箱76点が出品された。

 県西部の市町村職員ら20人が審査した。巣箱や出入り口の穴の大きさ、水はけのよさ、カラスなどの外敵が入らないよう工夫されているかどうかを見極めた。

 NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部の土居克夫理事(72)は「野鳥の習性や生態をよく調べた巣箱が並び、子どもたちの熱意を感じた。出品数が減っており、製作を働きかけていきたい」と話した。

 入賞作品は同日審査が行われた県野生動物のすみかコンクールに出品された。両コンクールの入賞作品は今月25日からエースパック未来中心(倉吉市)を皮切りに県内中・東・西部の3会場で巡回展示される。

 入賞者は次の皆さん。

 米子市長賞=安田類(大篠津小)山田陽美葵(米子北斗中)▽境港市長賞=三瀬航大(中浜小)田口諒(大山中)▽日吉津村長賞=船橋良平(日吉津小)重親瑛太(同)▽大山町長賞=佐伯直春(中山小)森田藍子(大山中)▽南部町長賞=加納明輝(西伯小)広山誠志郎(同)▽伯耆町長賞=加藤ひなた(岸本小)▽日南町長賞=仁兒凌太郎(日南小)矢吹翔(同)▽江府町長賞=沢田真依子(奥大山江府学園)船越優真(同)▽米子市教育長賞=大野陽菜(義方小)柴田侑武(福生東小)▽境港市教育長賞=川崎あおは(住吉小)足立心美(境港一中)▽日吉津村教育長賞=関翔太(明道小)伊藤義将(福生東小)▽大山町教育長賞=森美玲(名和小)陶山蓮(大山中)▽南部町教育長賞=加納彪貴(西伯小)石上貴雄(同)▽伯耆町教育長賞=森安咲蘭(岸本小)▽日南町教育長賞=後藤貴翔(日南小)西村咲花(同)▽江府町教育長賞=篠田和敬(奥大山江府学園)宮本結都(同)▽西部町村会長賞=大塚悠花(日南小)大森逸平(大山中)▽新日本海新聞社社長賞=柴田愛心花(福生東小)足立美怜(上道小)▽中海テレビ放送社長賞=船橋一平(日吉津小)福田稜介(中山小)▽中海水鳥国際交流基金財団理事長賞=瀬尾柚月(中山小)吉岡花音(福米中)▽日本野鳥の会鳥取県支部長賞=足立心音(境港一中)

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