海の幸を使った全国のご当地グルメが集合する「みなとオアシスSea級グルメ全国大会in境港」(みなとオアシス全国協議会、実行委員会主催)が9日、境港市竹内団地の境夢みなとターミナル駐車場をメイン会場に開幕した。全国32地域のグルメが競い、来場者の投票で決まるグランプリを目指す。10日まで。
港湾を地域振興に生かす国土交通省の「みなとオアシス」に登録された地域で毎年開かれており、山陰での開催は初めて。当初、境港では2020年に開催する予定だったが、コロナ禍で延期されていた。
会場では、境港代表の元祖牛骨モサエビらーめんや昨年グランプリのホタテステーキ(北海道紋別市)など海産物を使ったグルメのブースが並んだ。来場者はお目当てのグルメを味わい、5段階で評価して投票した。
家族5人で訪れ、カジキのごま茶漬け(静岡県下田市)や浜田アンコウとノドグロ旨み焼売(シューマイ)(島根県浜田市)など9点を購入した境港市外江町の看護師、河本大樹さん(28)は「事前に食べたいグルメをチェックして来た。普段食べられないものばかりで、おいしくいただいた」と満喫した。
大会は「にぎわい」と「環境保護」がメインテーマ。食器など会場で使われるプラスチック類の素材を統一し、全て回収して再資源化する。
隣接する夢みなと公園では「さかい夢みなと朝市」(境港青年会議所主催)が開かれ、地元から43店が出店。自転車BMXのイベントもあり、来場者でにぎわった。