公共交通の車両集結 車内見学やグッズ販売に列 ふれあいフェスタ

 バスやタクシー、鉄道などの公共交通をテーマにしたイベント「第3回よなご公共交通ふれあいフェスタ」が10日、米子コンベンションセンターと周辺エリアであった。朝から家族連れなど多くの市民が来場し、さまざまな展示車両の見学などを楽しんだ。

 

 身近な公共交通に親しんでもらおうと、米子市などでつくる実行委が主催した。館内には実物のバスやタクシー、パトカーなどが集合し、いずれも車内の見学希望者の長い列ができた。市内から訪れた岩崎晃大さん(12)は、ループバスの運転席からの視界を体感。「いい眺めだった。普段はバスに乗ることはないけれど、機会があれば利用したい」と話した。

 バスシミュレーターや、屋外での「ミニサンライズ号」の乗車も好評。グッズ販売では、中古の鉄道時計のほか、バスのつり革や降車ボタン、行き先を示す「方向幕」といった廃品が多数並び、愛好家らに人気だった。

 伊木隆司市長はオープニングで「公共交通に関心を持つきっかけにしてほしい」とあいさつ。続くトークセッションでは、公共交通の在り方について高校生らと意見を交わした。(佐々木誠)

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