緊張が続くサスペンスの最後、心震わされ、私は試写室で嗚咽しました。ぜひご覧になってほしい一作です。
映画「正体」（藤井道人監督・１１月２９日公開）。一家殺人事件で死刑判決を受けた青年・鏑木（横浜流星さん）が脱走。刑事（山田孝之さん）が血眼で行方を追いますが、鏑木はギリギリのところでかわし、逃亡を続けます。
潜伏する各地で出会う人々（吉岡里帆さん、森本慎太郎さん、山田杏奈さん）が、刑事に証言する彼の姿は、それぞれまるで別人のよう。日本を縦断していく鏑木の真の目的は何なのか…。
脚本も共同で手がけた藤井監督は、染井為人さんの原作小説に、あるアレンジを施して緊迫感を強め、場面によっては撮影手法などで加速して緩急を操るなど、ピリッと引き締まった２時間の映画に織り上げています。
その「巧みなポイント５選」を詳しく、ＹｏｕＴｕｂｅ番組「山崎あみ『うるおう』リコメンド」（略称うるりこ）第９８回で、記者さんと話していますので、ぜひご覧ください。＜ラジオＤＪ・モデル＞
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