ガールズバーの女性従業員が被害者になる事件が続いている。10月末、東京・新橋で女性従業員が客の男性によって刺し殺されたばかりだが、11月26日には、札幌・すすきのの雑居ビルで爆発火災が起き、火元となったガールズバーの女性従業員らがやけどなどのケガを負った。店内で火を付けたと見られるのは41歳の男性だった。
男性がガソリンのような液体に火を付けたという情報から、強い恨みや計画性があっての犯行だと想像できるだろう。この火災で病院に搬送された20代の女性従業員は、以前この男性と交際していて、「別れ話でもめた」とすすきの交番に相談していたことが報じられている。まだその交際の詳細は明らかではないが、ガールズバーの従業員と男性客という関係から発展した「疑似恋愛」の可能性はないだろうか。
ここからは一般論になるのだが、接客業の女性従業員と男性客の関係では、女性はあくまで客として相手を大事にしたいと考え、男性は真剣な恋人どうしだと考えている、といったギャップが生じることがよくある。問題はそれが明らかになったとき、男性がどう納得するかだ。
人には、ひとりで耐えられないほどショックを受けたり傷ついたりし...