政治とカネは歴史に起因 東京大名誉教授 御厨貴

派閥の功罪、整理必要「さまよう民主主義」(12)自民党

  •  自民党の政治とカネを巡り、インタビューに答える東大名誉教授の御厨貴氏
  •  左右両派の統一で社会党が発足し、鈴木茂三郎委員長(右)と浅沼稲次郎書記長(左)が就任(上)、自民党結党大会(下)、派閥解散の意向を表明し取材に臨む岸田文雄首相(右)のコラージュ(肩書はいずれも当時)
  •  インタビューに答える東大名誉教授の御厨貴氏。「やっぱり自民党はもう自浄能力はないですね。今の自民党をどう変えていくかという議論が出ませんから」
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  •  インタビューに答える東大名誉教授の御厨貴氏。「吉田茂に対抗して総理大臣を誕生させるには、運動体を作らなければならない。それで鳩山一郎派ができたのが、戦後の派閥のスタートラインのようですね」

 自由民主党は1955年、もともと吉田茂が率いた自由党と鳩山一郎の日本民主党が合併して誕生しました。その結果、安全保障でも経済政策でも、自民党は幅広い層にウイングを広げることになりました。いわゆる「キ...

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