最前線や先端テクノロジー紹介 「とっとり産業未来フェス」始まる

 

 鳥取県が誇る産業分野の最前線や先端テクノロジーを紹介する「とっとり産業未来フェス」が7日、米子市の米子コンベンションセンターと市文化ホールで始まった。電気自動車(EV)や人工知能(AI)、ロボットなど最新の技術が体験できる企業、団体のブースが並んだほか、県内の食やものづくりなどが紹介され、地域の未来と可能性を感じさせるさまざまな催しが繰り広げられた。

 音楽やアートを含め、県内外の先端技術や製品を紹介し、にぎわいの創出や若者たちの定着につなげようと県が初めて開いた。

 期間中、産業分野の有名講師を招いたセミナーや仮想現実(VR)、生成AIなど先端技術を体験できる催しなど100以上のイベントが展開される。

 米子コンベンションセンターでは、クルマ型から人型に変形するロボットが中四国地方で初めて披露され、訪れた人たちがスマートフォンなどを手に高さ約3メートルのロボットが繰り出す動きに目を凝らした。

 また、県内企業が開発した技術や機械部品をEVの開発製造に活用してもらうための取り組みや県が支援する宇宙開発に関わる企業などが紹介され、関心を集めていた。

 このほか、デジタルコンテンツのクリエーターを育成するプロジェクトの作品公開など、次世代の産業にも触れることができる。

 会場を訪れた米子市両三柳の専門学校生、桜田真也さん(19)は「たくさんの分野の出展があり、初めて知ったことも多かった。気になった企業のことをもう少し調べて今後の就職活動に役立てたい」と話していた。

 催しは8日も開かれ、米子出身のタレント山根千佳さんのトークショーなどが行われる。

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