米大リーグ(MLB)の2025年レギュラーシーズンが6年ぶりに日本で開幕し、18、19日にカブス―ドジャース戦が東京ドームで行われた。大谷翔平をはじめ山本由伸、佐々木朗希(ドジャース)、今永昇太、鈴木誠也(カブス)といった日本人メジャーリーガーの勇姿に胸を躍らせた方も多いのではないか。
かつて、日本の野球はアメリカでは通用しないと言われた時代もあった。野茂英雄投手が1995年に海を渡った際には、いろいろと批判も浴びた。さまざまな思い込みをはねのけ、結果的に大活躍した彼のパイオニアとしての功績は輝かしい。
その後、イチローや松井秀喜、そして大谷ら日本人プレーヤーの奮闘によって、日本のプロ野球と大リーグの距離は縮まった。もはや、日本人はメジャーで通用しないという声は聞かない。さらには、日本の高校生が直接大リーグを目指す動きさえ出てきている。
「ベースボール」と「野球」はスポーツとしては同じだが、微妙に違うとも指摘される。野球好きの私は、日本やアメリカで何度も球場に足を運んでいる。日米の野球の違いから、両国の文化の差もより深く広く、浮かび上がってくるように思う。
日米の球場で最も異なるのは...