80歳のクラプトンが武道館で変わらぬギター 海外アーティスト最多の公演110回に

  •  日本武道館公演でギターを弾くエリック・クラプトン=東京都千代田区(撮影・土居政則)
  •  エリック・クラプトンの日本武道館公演=東京都千代田区(撮影・土居政則)
  •  日本武道館公演でアコースティックギターを弾くエリック・クラプトン=東京都千代田区(撮影・土居政則)

 80歳の誕生日を迎えたばかりの世界的ギタリストのエリック・クラプトンが24回目の来日公演で、東京・日本武道館に立った。4月27日まで8公演を行い、海外アーティストの武道館公演として最多の110回に到達する。

 初日となった4月14日の公演は午後7時過ぎから。「こんばんは!」と、日本語であいさつしてエレキギターを構えたクラプトンに、客席から「ウエルカム・トゥ・ジャパン!」と歓声が上がる。1曲目は「ホワイト・ルーム」。「クリーム」時代の代表曲を歌う80歳の声は力強い。

 同じクリーム時代の「サンシャイン・ラブ」は、印象的なギターのイントロだけで大歓声。スクリーンにはギターを弾くクラプトンの手元が大きく映し出され、ファンの視線を集めていた。

 「サンキュー! また会えてうれしいよ」と、アコースティックギターを手に椅子に座ったクラプトン。1974年の最初の武道館以来、長年日本公演に携わり、2023年に死去したウドー音楽事務所の創業者、有働誠次郎さんの名前を挙げてその死を悼むと、目をつむったまま、かみしめるように人気曲「ティアーズ・イン・ヘブン」を歌った。

 終盤は再びエレキギターに持ち替え、ブルース...

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